クリスマスのイルミネーションが所々で点灯されはじめた11月の中旬、「サロン・ド・テ・スリジェ」の和泉光一シェフとドゥマール社の上村究氏のお二人を講師としてお招きし、クリスマス講習会を開催いたしました。
以前の講習会でも、理論的で分かりやすい解説に定評のある、和泉シェフと上村氏。
講習会では実際にお菓子をつくりながら、素材や技法などの解説はもちろんのこと、和泉シェフの下積み時代の話や、上村氏がサポートした海外のコンクールの裏話まで、普段はなかなか聞くことのできな貴重な話をたくさん伺う事ができました。和泉シェフと上村氏は普段から親しい間柄という事もあり、なごやかな雰囲気の中、様々なお話をを交えた印象深い内容になりました。
お菓子はクリスマスシーズン向けの生菓子と焼き菓子を両講師からご紹介いただきました。
和泉シェフからは、フランボワーズのコンフィチュールがアクセントの「プティ・ノエル」と、メープルシロップとメープルシュガーを贅沢に配合した「ケイク・エラブル」。
上村氏からは、バターでソテーした林檎が魅力的な「カラメル・ポンム」と、フランス製の蒸し栗を使用した「フォンダン・マロン」を紹介していただきました。
今回の講義でも、お二人のシェフが何故このお菓子にこの素材の組み合わせを選んだのか、また何故この作業工程や道具を選択したのかを丁寧にうかがう事ができました。
最高のお菓子を追求するために、素材の吟味と技法の向上の努力を惜しまない姿勢が伝わる講習会でした。
|