講習会で使用されたＤＧＦ社の主な製品

「クレーム・ド・キャラメル・イジニー」

フランスのノルマンディー地方にて※ＡＯＣを取得した＊イジニー産のフレッシュクリームを7.8％、同じくＡＯＣバターを4.7％使用し、天然塩の中でも特に希少価値の高いフルール・ド・セル（塩の花）を配合したなんとも贅沢なキャラメルペーストです。フランス本国で得られる最高級の素材を使用しているのでその完成度も高く、濃厚で深みのあるキャラメル風味は様々な仕込みに活用できます。

しっかりと火を通して固くしたキャラメルを細かく粉砕加工した顆粒状のキャラメルです。こちらの製品もフランス・ノルマンディー地方※ＡＯＣを取得したイジニー産のフレッシュクリームとバターが配合されており、適度な塩味のきいた高級感のある仕上がりになっています。カリカリした食感と香ばしいキャラメルの風味は、生菓子やチョコレート、アイスクリームのトッピングに最適で、洋菓子の仕上げのアクセントとして使用するのに最適な素材です。

※「ＡＯＣ」って？

農業大国フランスでは、チーズ、バター、ワインといった国内の伝統的な農産物を保護する法律があり、ＡＯＣ（原産地呼称制度、アペラシヨン・ドリジーヌ・コントロレの略）と呼んでいます。原料となる乳を得るための家畜の飼育地から、製造の季節、使用する器具、製造方法にいたるまで、製品ごとにきめ細かく定められ、この基準を満たした製品だけがＡＯＣの認定を受けることができます。ＡＯＣの基準は厳しく、生産者にとっても大変価値のある名誉あるものとなっています。

＊「イジニー」って？

フランス・ノルマンディー地方の町。数々のキャラクターを生み、映画やテーマパークを作った「ウォルト・ディズニー」のディズニー家は、元々フランス系の方で「イズニー」の前に「ドゥ」をつけ「ディズニー」になったとか。乳製品、中でもバターやチーズの有名な生産地で日本の企業に技術指導して「カマンベールチーズ」を日本で波及させた会社もあります。

ｔｆｏｏｄｓでは、「フランス産薄力粉5Kg」という商品名で販売しています。 フランス産小麦を使用した風味の良い薄力粉。スポンジ生地やブリオッシュ、シュー生地などに。特に焼き菓子やクッキー生地にご利用いただくと味わい深い風味があり、愛好者が増えている注目の素材です。原材料は、小麦粉、小麦グルテン。灰分０.５％、粗蛋白１２％。要予約品ですので、ご注文を頂いてから発送までお時間を頂戴することがございます。あらかじめご了承ください。

講習会は、「武蔵野調理師専門学校」のキッチンスタジアムという最新の設備で行われ、４台の大型モニターで、カズラ氏の手元やガスコンロにかかっている材料の中もじっくりと見ることが出来ました。また、８０名を超える受講者は、みなさん熱心で、フランス語に堪能な方も多く見られ、カズラ氏と直接、質疑応答を交わしていらっしゃいました。
材料を扱う業者として、新しい素材の商品知識と、その商品がどんな使われ方をすると
より美味しくなるのか、といったことを常に考え、皆様に情報をお届けし、お役に立ちたいと強く感じた一日でした。