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エム・シー・フーズ主催 マルゥチョコレート講習会(東京)
2018年8月22日、株式会社エム・シー・フーズの主催による「マルゥチョコレート講習会(東京)」が開催されました。

本講習会で取り上げる“マルゥチョコレート”は、サイゴンを旅する中で偶然に知り合った若きフランス人、サミュエル氏(Samuel Maruta)とヴィンセント氏(Vinent Mourou)の二人が、ベトナムの良質なカカオの素晴らしさに魅せられたことにより誕生したチョコレートブランド。ベトナムのカカオ農家が丁寧に育てた良質なカカオ豆と、ベトナム国内で栽培されているサトウキビから採れた砂糖のみを原料にして、世界でも数少ない「カカオの産地でチョコレート製造を手掛けるメーカー」としてピュアなチョコレート作りを行っています。元々はビーン・トゥ・バー・チョコレート製品のみでしたが、そのクオリティの高さからプロのパティシエからも注目を集め、製菓用チョコレートにも着手。日本では2年前より取り扱いがスタートし、現在は「メコン64%」「ベンチェ・ココナッツミルク55%」「ティエンジャン70%」「ドンナイ72%」「ベンチェ78%」の5アイテムが製菓用として製品化されています。

今回のマルゥチョコレート講習会は、昨年11月にエム・シー・フーズの呼びかけにより行われたマルゥチョコレートのベトナム視察ツアーに参加したメンバーを基に構成されています。講師を務めるのは、ベトナムに在るマルゥ直営カフェ「メゾン・マルゥ」でエグゼクティブ・シェフを務めるステファニー・オーブリオット氏、アパレルブランド「株式会社ジュン」の飲食事業部でフードクリエイターを務める松岡誠也氏、そして本講習会を主催するエム・シー・フーズのテクニカル・アドバイザーであるマルコ・ヨンケル氏の3名。デモンストレーションでは、ステファニー氏が1品、松岡氏とマルコ氏が共に2品を担当します。

産地や品種によりカカオ豆に個性があるように、チョコレートの使い方も講師により三者三様。3人の講師によるコラボレーション講習会らしく、それぞれの講師が自分の持ち味を活かした作品を手掛けるバラエティ豊かな講習会となりました。

開 催 日 2018年8月22日(水)
講 師 ステファニー・オーブリオット氏 (メゾン・マルゥ エグゼクティブ・シェフ)
松岡誠也氏 (株式会社ジュン フードクリエイター)
マルコ・ヨンケル氏 (株式会社エム・シー・フーズ テクニカル・アドバイザー)
主 催 エム・シー・フーズ株式会社
THE SAIGON(ザ・サイゴン)
1作品目は「THE SAIGON(ザ・サイゴン)」。この作品は、ベトナムに在るマルゥの直営カフェ「メゾン・マルゥ」でエグゼクティブ・シェフを務めるステファニー・オーブリオット氏が担当します。

ステファニー氏は、フランス出身のパティシエール。パティスリーを営む家庭に生まれ、製菓学校卒業後、実家のパティスリーで製菓職人としてのキャリアをスタート。2009年からオリヴィエ・バジャール氏(M.O.F.)の元で研鑽を積み、2011年には世界的な料理人として知られるミシェル・ルー氏(M.O.F.)が経営するロンドンの三ツ星レストラン「WATERSIDE INN」にてエグゼクティブ・シェフを務めます。2012年、ミシェル・ルー氏のベトナム店に職場を移動し、ベトナム店でもエグゼクティブ・シェフを務めた後、2016年、マルゥの直営カフェ「メゾン・マルゥ」のエグゼクティブ・シェフに就任。現在は同店にて新商品の開発やスタッフの技術指導などを行っています。

ステファニー氏が担当する「ザ・サイゴン」は、メゾン・マルゥでも実際のメニューとして取り扱いのあるヴェリーヌ。ヴェリーヌの構成は一番下から、ベンチェ・ココナッツミルク55%(マルゥ)のムース、ココナッツ風味のダックワーズとクランブル、マンゴとパッションフルーツのクーリ、パイナップルのマーマレード、そして一番トップがライムのクリームという順に配置されています。

本作品を始めとするメゾン・マルゥのお菓子は、一部の材料を除き原則としてベトナム産の素材のみを使用して作られています。その為、マルゥチョコレートと共に、ココナッツ、パイナップル、ライムといったベトナムの名産品がさまざまなパーツに使われているのが特徴です。

また、メゾン・マルゥではイートイン、テイクアウトに関わらず、注文を受けた後に各パーツを組み合わせて完成品として仕上げています。カードルなどを使って仕込んだものを冷凍保存するという手法は用いず、作りたてのお菓子を提供するのがステファニー氏のスタイル。ベトナムの素材のみを使用し、素材本来の美味しさをシンプルに追及するマルゥチョコレートの哲学を、お菓子を通じて見事に表現しています。
1作品目はメゾン・マルゥでエグゼクティブ・シェフを務めるステファニー氏が担当。通訳はマルコ氏。
ココナッツ風味のダックワーズを仕込むステファニー氏。ココナッツファインをふりかけてから焼成。
パイナップルのマーマレードはパイナップルダイス、バニラ、糖類などを加熱して作成。
ヴェリーヌのトップとなるライムのクリーム。カスタードをベースにライム果汁などを配合。
モンタージュは試食も含めてスタッフ全員で行います。メゾン・マルゥと同じく作りたてを提供。
完成した「ザ・サイゴン」。メゾン・マルゥでは環境に配慮してガラス容器に入れて販売。
試食用の「ザ・サイゴン」。マルゥチョコレートと共にベトナムの名産品を凝縮したヴェリーヌ。
S.Maria Theresia 〜Dongnai〜(マリア・テレジア 〜ドンナイ〜)
2作品目と3作品目は松岡誠也氏が講師を務めます。

松岡氏は、現在、アパレルブランド「株式会社ジュン」の飲食事業部でフードクリエイターを務めるパティシエ。その経歴は、辻調理師専門学校製菓製パン フランス校を卒業後、「ピエール・ガニェール東京店」パティシエ・スーシェフや、「レストラン・テツヤズ」(オーストラリア・シドニー)テクニカル・パティシエを歴任。2011年にはフェラン・アドリア氏が率いる「エル・ブジ」のスタッフとして従事。その後日本に帰国し、数多くのブランドの商品開発や技術指導を経て、2016年より株式会社ジュンの飲食事業部でフードクリエイターに就任。同社が運営する「SALON GINZA SABOU(サロン ギンザ サボウ)」では、日本酒の枡を容器に見立てた“茶房パフェ”や、チョコレートに小豆を組み合わせたテリーヌ“しょこらずき”といったヒット商品を生み出しています。

松岡氏が手掛ける2作品目は「S.Maria Theresia 〜Dongnai〜(マリア・テレジア 〜ドンナイ〜)」。マリー・アントワネットの母親として知られるマリア・テレジアの名前を冠したこの作品は、コーヒーにオレンジリキュールとホイップクリームを組み合わせた同名のカクテル「カフェ・マリア・テレジア」から着想を得て考案されたもので、オレンジリキュール風味のオパリーヌ(薄い飴)の上に、コーヒーとキャラメルのソース、ドンナイ72%(マルゥ)のエアインチョコレート、オレンジコンフィの細切りを順に重ねたスナックデザートです。

特徴的なパーツとなるのがオパリーヌとエアインチョコレート。本作品のオパリーヌは、シロップとオレンジリキュールを塗ったオブラートを乾燥焼きして作ります。この製法はフォンダンや水飴を煮詰めて作る一般的なオパリーヌの製法に比べて手軽な上、焼き方さえしっかり注意すれば仕上がりの状態がブレることもありません。もう一つのエアインチョコレートは、29℃に調温したチョコレートをエスプーマで絞り、専用の容器に入れて脱気するというもの。エスプーマによりチョコレート内に小さな気泡を作り、それを脱気することで膨張させるという仕組みです。

完成したマリア・テレジアは全てのパーツを一口で食します。口に入れた瞬間に細かく砕けるオパリーヌとエアインチョコレートの食感は非常に独特。脆く砕ける食感で“儚さ”を表現したと語る松岡氏の芸術性が伺える作品です。
2作品目と3作品目はステファニー氏に代わり、松岡誠也氏が講師を務めます。
オパリーヌ(薄い飴)はオブラートにシロップとオレンジリキュールを塗って乾燥焼きして仕込みます。
乾燥焼きしたオパリーヌ。フォンダンや水飴を煮詰めて作る一般的な製法に比べて手軽で安定。
エアインチョコレートの仕込み風景。まず調温したチョコレートをエスプーマで絞ります。
先述したチョコレートを米用の保存容器に入れて脱気。
脱気して冷やし固めたエアインチョコレート。脱気前に比べて6倍程度に膨張しています。
完成したマリア・テレジア。脆く砕ける食感で“儚さ”を表現。
King Alfonso 〜Bentre〜(キング・アルフォンソ 〜ベンチェ〜)
3作品目は「King Alfonso 〜Bentre〜(キング・アルフォンソ 〜ベンチェ〜)」。本作品も2作品目に引き続き、同名のカクテルをモチーフにして考案されたもので、エスプーマと液体窒素を使用した即席のムース・グラッセです。

ベースとなるアパレイユは、ベンチェ78%(マルゥ)にキャラメル、生クリーム、糖類などを混ぜ合わせたもの。このアパレイユをエスプーマに入れ、液体窒素の中に絞り出して瞬間的に凍結させれば完成。食べる時はアパレイユにも使用したベンチェ78%のガナッシュの上に重ねて一口で食します。口の中で細かく砕けた後、体温でムースに戻る食感は、前作のマリア・テレジアとはまた一風異なるユニークな食べ心地。どちらの作品も海外レストランでの経験が豊富で、モダンガストロノミーに造詣が深い松岡氏らしいレシピと言えるでしょう。
キング・アルフォンソのアパレイユ。ベンチェ78%、キャラメル、生クリーム、糖類など混ぜ合わせて作成。
先述したアパレイユをエスプーマに入れ、液体窒素の中に絞り出して瞬間的に凍結。
ベンチェ78%のガナッシュの上に重ねて完成。口の中で細かく砕けた後、体温でムースに戻る食感。
キング・アルフォンソの試食前には別のテイストのムース・グラッセを受講者の目の前で実演。
Tresor Du Mekong Delta(トレジャー・ドゥ・メコンデルタ)
4作品目と5作品目は、本講習会の主催であるエム・シー・フーズでテクニカル・アドバイザーを務めるマルコ・ヨンケル氏が担当します。

マルコ氏はオランダ出身のパティシエ。1997年に青森県のパティスリー「アルパジョン」のシェフ・パティシエとして来日し、その後「ルコント」や「ヴィラ・デ・マリアージュ」などを経て、2012年より株式会社エム・シー・フーズのテクニカル・アドバイザーに就任。20年以上に及ぶ日本の製菓業界でのキャリアを活かして、講習会や展示会などで精力的に商品提案や技術指導を行っています。

マルコ氏が担当する4作品目は「Tresor Du Mekong Delta(トレジャー・ドゥ・メコンデルタ)」。メコン64%(マルゥ)を使用したテリーヌ・ショコラをメインにして、ショコラ・ソルベ、シャンティ・ショコラ、デコレーション・スポンジ、パバナのキャビア、ブラックスノーの5種類のパーツをガルニチュールとして組み合わせた皿盛りデザートです。

メインとなるテリーヌ・ショコラは、メコン64%とバターをベースにして、冷凍ライムと糖類をロボクープに掛けて作った自家製のライムペースト、ブラウンシュガー、全卵、粉類を混ぜ合わせた生地を湯煎焼きにして作ります。メコン64%の濃厚な味わいの中にライムの風味を加えることでベトナムらしさを表現したテリーヌです。

ガルニチュールとなるデコレーション・スポンジは、メレンゲをベースにして、卵黄、アーモンドパウダー、コーンスターチ、ココアパウダーを混ぜ合わせた生地を電子レンジで焼き上げたもの。一般的に、電子レンジで焼き上げるタイプのスポンジはエスプーマを使用しますが、マルコ氏はエスプーマを所持していないパティスリーやレストランでも作れるようにとレシピを改良。手軽なレシピながら、ふわっとした大きな気泡が特徴的なスポンジです。

また、パバナのキャビアとブラックスノーは、それぞれSOSA社のテクスチャー製品を使用して仕込みます。パバナのキャビアは、パバナピューレ(ラビフリュイ‐パッションフルーツ、バナナ、マンゴ、レモンのミックスピューレ)にアガーアガー(SOSA)とグラニュー糖を混ぜ合わせたアパレイユを冷やしたオイルの中に粒状に落として固めたもの。ブラックスノーは、テリーヌでも使用したメコン64%にマルトセック(SOSA)を混ぜ合わせてフレーク状に加工したパーツです。
4作品目と5作品目はマルコ氏が担当。軽妙な語り口で理論的にレシピを解説。
メインとなるテリーヌ・ショコラ。メコン64%とバターをベースにライムペースト、糖類、全卵などを配合。
仕込んだテリーヌ・ショコラの生地はφ7cmのシリコン型に入れてじっくりと湯煎焼き。
こちらはガルニチュールとなるデコレーション・スポンジの生地。紙カップに絞って電子レンジで焼成。
焼成後のデコレーション・スポンジ。大きな気泡が特徴。エスプーマを使わないレシピで作成。
パバナのキャビアはアガーアガー(SOSA)を使用。アパレイユを冷やしたオイルの中に落として凝固。
テリーヌ・ショコラをメインに複数のパーツを飾り付けて完成。ベトナム感漂う皿盛りデザート。
Entremets Tien giang(アントルメ・ティエンジャン)
5作品目は「Entremets Tien giang(アントルメ・ティエンジャン)」。ティエンジャン70%(マルゥ)のムースをメインにして、センターにパイナップルとライムのクーリ、底生地にクランチを重ねたダックワーズ生地を配置したアントルメです。

メインとなるティエンジャン70%のムースは、パータ・ボンブベース。アクセントとしてジンジャーとコリアンダーを配合してベトナムをイメージした風味付け。ティエンジャン70%自体に感じられるスパイス感と、ジンジャーとコリアンダーの風味がマッチした濃厚なチョコレートムースです。

センターに配置したパイナップルとライムのクーリは、ラビフリュイがクリストフ・ミシャラク氏と共同で開発した果肉をたっぷり残したコンポート製品のコンポート・アナナに、水、ラム酒、ライム果汁を加えて加熱し、凝固剤で冷やし固めたパーツ。こちらのパーツでもベトナムらしい素材を使用してムースと一体感のある味わいに仕上げています。

底生地となるダックワーズ生地には少量のライムゼストを配合し、センターのクーリと共にベトナム感を演出。また、ダックワーズの上に重ねているクランチは、ムースにも使用しているティエンジャン70%をベースに、フィヤンティーヌやペタクリスピー(SOSA)などを混ぜ合わせたもので、フィヤンティーヌのザクザクした食感とペタクリスピーのパチパチと弾ける感覚が食べた際のアクセントになります。

仕上げで使用する上掛け用のグラッサージュ・ショコラもオリジナルのものを作成。軽めに色付けたキャラメルをベースに、ティエンジャン70%、パバナピューレ、ピーナッツオイルなどを鍋で煮詰めてから、ハンドブレンダーで乳化して仕込みます。グラッサージュはケーキを食べる際に一番最初に口にあたるパーツなので、グラッサージュの良し悪しが作品の美味しさを左右するといっても過言ではありません。作品全体の味わいを考慮してレシピを構築することが大切です。
メインとなるティエンジャン70%のムースはパータ・ボンブベース。風味付けにジンジャーとコリアンダー。
上掛け用のグラッサージュ・ショコラもオリジナルのものを作成。キャラメルがベース。
モンタージュ風景。まずはティエンジャン70%のムースを半分ほどシリコン型に流し入れます。
次にセンターとしてパイナップルとライムのクーリをアントルメの中央に配置。
最後にクーリの上に残りのムースを流してクランチを重ねたダックワーズ生地で蓋をします。
冷やし固めた後は事前に仕込んだグラッサージュ・ショコラでコーティング。
仕上げとしてマルゥ(MAROU)の「M」をモチーフにしたパイピングプレートとプラチョコの花を飾り付けて完成。
ステファニー・オーブリオット氏
フランス出身。パティスリーを営む家庭に生まれ、製菓学校卒業後、実家のパティスリーで製菓職人としてのキャリアをスタート。2009年からオリヴィエ・バジャール氏(M.O.F.)の元で研鑽を積み、2011年には世界的な料理人として知られるミシェル・ルー氏(M.O.F.)が経営するロンドンの三ツ星レストラン「WATERSIDE INN」にてエグゼクティブ・シェフを務める。2012年、ミシェル・ルー氏のベトナム店に職場を移動し、ベトナム店でもエグゼクティブ・シェフを務める。2016年、マルゥの直営カフェ「メゾン・マルゥ」のエグゼクティブ・シェフに就任し、現在は同店にて新商品の開発やスタッフの技術指導など全てを担う。
松岡誠也氏
辻調理師専門学校製菓製パン フランス校を卒業後、「ピエール・ガニェール東京店」パティシエ・スーシェフや、「レストラン・テツヤズ」(オーストラリア・シドニー)テクニカル・パティシエを歴任。2011年にはフェラン・アドリア氏が率いる「エル・ブジ」のスタッフとして従事。その後日本に帰国し、数多くのブランドの商品開発や技術指導を行う。2016年、アパレルブランド株式会社ジュンが飲食事業部を発足。飲食開発を担う“EATART STUDIO”初代フードクリエイターに就任。同社が運営する「SALON GINZA SABOU(サロン ギンザ サボウ)」にて、日本酒の枡を容器に見立てた“茶房パフェ”や、チョコレートに小豆を組み合わせたテリーヌ“しょこらずき”といったヒット商品を生み出す。
マルコ・ヨンケル氏
オランダ出身。14歳から菓子作りに目覚め、フランスやドイツのパティスリーで経験を積む。1997年に青森県のパティスリー「アルパジョン」のシェフ・パティシエとして来日。1998年、東京青山「ルコント」にてフランス菓子展開事業の一翼を担う。2001年、結婚式場「ヴィラ・デ・マリアージュ」にてエグゼクティブ・フード・マネージャーを務め、メニュー開発やカフェの立ち上げを手掛ける。2012年より株式会社エム・シー・フーズのテクニカル・アドバイザーに就任。
マルゥチョコレート
サイゴンを旅する中で偶然に知り合った若きフランス人、サミュエル氏(Samuel Maruta)とヴィンセント氏(Vinent Mourou)の二人が、ベトナムの良質なカカオの素晴らしさに魅せられたことにより誕生したチョコレートブランド。ベトナムのカカオ農家が丁寧に育てた良質なカカオ豆と、ベトナム国内で栽培されているサトウキビから採れた砂糖のみを原料にして、世界でも数少ない「カカオの産地でチョコレート製造を手掛けるメーカー」としてピュアなチョコレート作りを行う。元々はビーン・トゥ・バー・チョコレート製品のみだったが、製菓用チョコレートにも着手。現在は「メコン64%」、「ベンチェ・ココナッツミルク55%」、「ティエンジャン70%」、「ドンナイ72%」、「ベンチェ78%」の5アイテムが製菓用として製品化。
 
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