ミッシェル・クルイゼル講習会2010と題して、ピエール・エルメや資生堂パーラー、グローバルダイニングで次々とヒット商品を生み出したステファン・ヴュー氏によるデモンストレーションが開催されました。
ミッシェル・クルイゼル社は、ヴァローナと並ぶフランスの高級チョコレート。プランテーションシリーズに代表される原材料のこだわり、カカオ豆の調達からチョコレートの加工に至るまでの一貫した製造ラインに加え、レシチンフリーのアイテムを持っているという点も最大の特徴と言えます。
今回、MC社のマーク社長も来日され、ステファン・ヴュー氏の創造力溢れる多岐に渡ったケーキやチョコレートの数々に受講者からの質問も飛び交い白熱した1日となりました。
ミッシェル・クルイゼル社/マーク社長より「祖父の代から始めたチョコレートの製造業は、父母の時代、そして今まで家族全員がショコラティエとして働いてきた。ビジネスではなくチョコレートの味を常に追究している。考え方はシャトーワインと同じである。20年前には、既にカカオ分70%のハイカカオ商品に取り組み、ノワール(スイート)だけでなくレ(ミルク)チョコレートのハイカカオ商品を時代に先駆けて発表している」
ルセットは、10品、35ページに渡るスケールの大きさと工程の多さ、様々なタイプのお菓子をデモしました。もうすぐ来日10年になるステファン・ヴュー氏の軽快な日本語による解説とキビキビと動く助手のスタッフでテンポよく進められ、リズミカルにスピーディーに進んでいきました。
イケメンシェフとして長期取材中のためテレビ取材も入り、受講者の皆さんも背筋の伸びた1日だったようです。
|