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クリスマス特別講習会
 
クリスマス特別講習会

 

前回好評をいただいたクリスマス特別講習会。今回も「スリジェ」和泉光一シェフと「ドゥマール」上村究氏をお招きし、

クリスマスカラーの“ルージュ”をテーマにしたクリスマス講習会が行われました。

ご紹介いただいたレシピは、和泉シェフから「スリジェ」の定番商品でもある『タルト・スリジェ』、上村さんからはグリオットのクーリーとムースショコラをあわせた『グリオッタン・ショコラ』。どちらもグリオットを取り入れたレシピです。

講習会では、WPTC2008で和泉シェフとチームを組まれた「ヒロコーヒー」の藤田浩司シェフが仕上げのサポートに加わり、チョコレートに関する嬉しいレクチャーも! 和泉シェフと藤田シェフ、そしてWPTCチームJapanを前面サポートされた上村さんは、気心も知れた仲ということで、終始和やかな笑いで会場を盛り上げてくれました。

また、講習会前日がボジョレー解禁日ということもあり、テーマの“ルージュ”にちなんで、『ボジョレヌーボー』と信州安曇野産の『赤ぶどうジュース』をサービス。随所に“ルージュ”を散りばめた内容となりました。

 

WPTC(World Pastry Team Championship)とは、2年に1度アメリカで開催される製菓の国際コンクールで、各国三人一組からなるチームで製菓技術を競います。今や“クープ・ド・モンド・ドゥ・ラ ・ティスリー”と並ぶ洋菓子業界屈指のコンクールとなり、世界のトップパティシエからも注目されています。

 

 
開催日
  2008年11月21日(金)
講師
  「サロン・ド・テ・スリジェ」 和泉光一シェフ、「ドゥマール社 日本駐在事務所」 上村究氏
協力
  パティスガストロノミー協会
会場
  ドーバー洋酒貿易梶@講習会場
 
 
 
前回の好評の声に応え、開催となったお二人のクリスマス講習会。職人肌の和泉シェフと研究肌の上村さんのトークは絶妙です。

  上村さんは、ムースショコラとグリオット、アーモンドのダコワースという3つの味を基本としたレシピ。各工程のポイントを、きっちり・しっかり説明してくれます。

  酸味のあるグリオットとのバランスを考え、チョコレートの選び方をわかりやすく図解でレクチャー。
 
 
チョコレートは上村さんがお気に入りのカカオバリー/ピストール・サンドマング70を使用。BOSCHコードレスハンディブレンダーでしっかり乳化させます。

  『グリオッタン・ショコラ』。優しい口当たりのムースショコラに、風味の良いスペイン産アーモンドプードルを使ったダコワーズ、グリオットの酸味が後味をぐっと引き締めています。   和泉シェフは、味覚に重点をおいて改良した、新しい「タルトスリジェ」を紹介。ゲランド産天然塩を使い、塩味がきいているパートシュクレを作ります。
 
 
卵黄が多い配合はもろくなりやすいという欠点が。しかし、ドゥマール・シルフォームをこのように使うことで実現できた配合だそうです。道具選びは配合を左右することを再確認。

  キルシュで風味を加えたクレーム・ダマンド・ピスタッシュに、冷凍しておいたジュレ・グリオットを乗せ、ナパージュを上掛けします。   しっかりした味わいのあるタルト生地に、ピスタチオとグリオットがマッチした『タルト・スリジェ』。まぶしたシュトロイゼルのサクっとした食感がアクセントです。
 
 
和泉シェフに、仕上げに飾るチョコレート細工を披露してもらいました。写真のような型を使い、花を作っていきます。

  うねりのある繊細な模様そのままに、慎重にすばやく仕上げられていく花びら。   最後は赤でピストレし、見事な花が完成。燃え立つようなフォルムに、思わずじっと見入ってしまいますね。チョコレートが芸術に変わる瞬間です。

 
 
ボジョレー解禁の翌日の講習会ということもあり、男性陣によるボジョレーと赤ぶどうジュースのサービスがありました。

  パティスさんからは、オリーブを使った“王様のパン”を差し入れいただきました。ボジョレーと相性が良い一品です。

  上村さんからは、ベーコンと食パンで手軽にできる焼き立ての『クロック・キッシュ』を。料理にも使える便利なフレキシパンです。
 
 
特別ゲストに「ヒロコーヒー」の藤田シェフが登場! 今回のレシピの仕上げ用チョコレートを、レクチャーを交えつつ作っていただきました。

  最後の仕上げは和泉シェフ。迷いなく、ディスプレイを行います。   ショコラの砂漠に咲く朱色の花。最後の作品の魅せ方も手を抜きません。大人のクリスマスにぴったりな雰囲気ですね。
 
 
質問をされたお客様には、シェフたちのサイン入りカードをプレゼント。   最後に、息のあった皆さんにポーズをお願いしてみました。

  チームJapan! 志を胸に、この一枚。日本の洋菓子業界を背負っていく皆さんです。ありがとうございました。
 
使用した材料や道具
 
 

BOSCHハンディブレンダー
 
カスタム/赤外線放射温度計
 
フレキシパット30×40
チョコレートの乳化に大活躍のBOSCHコードレスハンディブレンダー。和泉シェフ、上村氏ともに愛用の1本です。

  チョコレートの美しくつややかな仕上がりを左右する温度。この赤外線放射温度計は、今回の講習会でも使用頻度の高いマストアイテムです。

  ドゥマール社上村氏の講習会で登場頻度の高い薄型のフレキシパットです。アントルメのビスキュイはもちろん冷凍にも対応できる商品。
 
 

フガール/ピスタチオペースト
 
ボワロン冷凍グリオットピューレ
 
色素入りカカオバタールージュ
和泉シェフのレシピ「タルト・スリジェ」で使用したロースト加工のピスタチオペースト。深いオリーブグリーンの色味、コクのある味わいです。

  テーマの“ルージュ”にちなんでお二人が使ったグリオットピューレ。欧州産のチェリー使用し、程良い酸味とダークレッドの色合いが特徴です。

  カカオバター入りの色素。電子レンジに入れて温めることができます。今回の講習会でも、赤い花の仕上げに使われていました。
 
今回の講習会講師
 
 

和泉光一シェフ
 (サロン・ド・テ・スリジェ)
 
上村究氏
 (ドゥマール社・日本駐在事務所)
 
藤田浩司シェフ
 (ヒロコーヒー)
「成城アルプス」、「フランシーズ」を経て、2000年「サロン・ド・テ・スリジェ」へ。 2008年開催WPTCでは味覚部門担当として参加、チーム総合第2位、ベストプレゼンタシオン部門優勝。ほか受賞歴多数。   ドゥマール社のアジア支部代表として、有名パティシエの講習会の解説や、WPTCの日本代表のサポート、アドバイザーなど国内外を問わず幅広く活動。   「リーガロイヤルホテル」などを経て、現在は「ヒロコーヒー」ケーキ工房のシェフ・パティシエ。2008年開催WPTCではチョコレート細工部門を担当し、最高賞となるベストチョコレートショーピース賞を受賞。

 

 

 

 

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