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リモンチェッロ、その後。
皆さんこんにちは。
世田谷は今日も気持ちのよいお天気です。
さて、先日のブログで、リモンチェッロを仕込んだ際のことを書きました。
→その時の記事はこちら
こんな感じで青いレモンのピールを使って仕込んだのですが、
先日仕込が終了(後は熟成を待つのみ!)となったので、
そのときのことをお届けしようと思います。
・・・
今回やってみた作り方は、簡単にまとめるとこんな感じです。
1、アルコールにレモンピールをつける
2、1週間後取り出し、新しいレモンピールをつける
3、さらに1週間後、レモンピールを取り出す
4、つけておいたレモンピールを使って、シロップを作る
5、出来上がったシロップをこし、アルコールに加える
今回作業したのは、上記工程の、3、4、5番。
まずは、つけておいたレモンピールをとりだします。
取り出すと、アルコールは深い緑色です。
続いてシロップを作ります。
ミネラルウォーターとグラニュー糖を鍋に入れ、
つけておいたレモンピールも加えて加熱します。
お砂糖が溶ければよいらしいですが、念のため、今回は沸かしてみました。
取り出したピールは、アルコールの中で香り成分を抽出されてほぼ白に近い黄色になっています。
しかし!シロップを加熱するときにはまたレモンの香りが漂いました。
出来上がったシロップ、少し味見をしてみたらレモンの風味が出ている!
これだけでもうまい!(ものすごく甘いですが)
ピールってすごいな~と感動してしまいました。
出来上がったシロップをしっかり冷まし、その後ガーゼやキッチンペーパーでこします。
こしたものをアルコールに加えると・・・
こんな感じで白濁します。
それにしても、ものすごい色!
自然の色素すごい!
黄色だと、もう少し食欲をそそる出来上がりになりそうですが・・・
保存は冷凍庫で。
冷凍庫では密閉用のゴムが劣化しそうなので、本当は瓶に移したほうがよさそうですが、
手頃な瓶がなく、いったんこのまま。
これで作業は終わりですが、1週間ほど置いたほうが味が馴染むらしいので、
味見はその後にしようと思います。
美味しかったら国産の黄色いレモンでもやろうかなと思っていたのですが、
オレンジを使ったアランチェッロも気になる今日この頃。
我が家には、熟成中の果実酒がどんどん増えていきます・・・
そろそろ繁忙期、元気に乗り切っていきましょうね!