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マイクリオ活用法。
皆さまこんにちは。
世田谷は、今週寒い日が続いておりましたが、今日は寒さがゆるみ、
多少すごしやすい日になりましたね。
バレンタイン前ということで、先週からチョコレートのケースでのご購入が
かなり増えてきています。
また、1/21からは新宿での「サロン・デュ・ショコラ」が始まりましたね。
会期は1/25の日曜日まで。
かなり混みそうですが、今年の人出はどうなるのでしょうか。
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さて、今回は弊社でも人気の『カカオバリー/マイクリオ675g』
についてご紹介したいと思います!
超微粒子状に加工されたカカオバターである「マイクリオ」。
チョコレート関連のスイーツにはもちろん、様々な使用方法があるんです。
まず最初にご紹介するのが、テンパリングを簡単に行う方法です。
○クーベルチュールを40~45℃で溶かし、34℃まで温度を下げる
○クーベルチュールに対して1%のマイクリオを、茶漉しなどを使用してふるいながら加える
○よく混ぜて馴染ませる(テンパリング終了時の温度は33℃前後)
○ショコラの温度が下がってきたら温めて温度を保ち、また36℃以上にならないように注意する
(カカオバターの融点を超えてしまうと、結晶が溶けてしまい、再度同じ方法でのテンパリングが必要)
いかがですか?
通常のテンパリングに必要な温度の上げ下げが必要なく、
34℃のクーベルチュールにマイクリオを加えるだけなんです。
後の注意点は温度を上げすぎないことですが、
もし上げすぎてしまった場合でも、同様の作業を繰り返していただければ、
テンパリングが可能とのことです。
続いては、凝固剤としての活用方法を。
こちらはなんと混ぜるだけ。
温めた材料に混ぜて頂くだけで、ムースやババロアができてしまうんです。
ただ、ゼラチンなどに比べると凝固する力が少々弱いので、ベリーヌのようなカップデザート
などにご利用いただくのもおすすめです。
素材の味を邪魔せず、クリーミーで滑らかに固めてくれますよ!
使用量は、ゼラチン:マイクリオ=1:3.5~4の量で置き換えてご利用ください。
最後にご紹介するのはお料理への活用方法です。
マイクリオはカカオからとれた植物性100%の油脂で、かつ微粒子状。
お料理にもとっても便利にご利用いただけます。
一番簡単な活用法は、生、もしくは軽く湯通しした材料にマイクリオをまぶし、熱したフライパンで焼くだけ。
たとえばバターなどを使用する場合、フライパン全体にバターを馴染ませるので、
素材が触れていない部分からバターが焦げてしまったりということがありますね。
マイクリオの場合は素材にまぶして使用できますので、素材が触れている部分だけ、きれいに焼くことができます。
またバターに比べて焦げ始める温度も高いので、しっかりと温めたフライパンで、表面をきれいに焼き固めることができます。
いかがでしたでしょうか?
マイクリオ、とっても便利な食材ですので、
皆さまぜひご活用くださいませ!
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ぜひお試しください!